cure c

心臓病の食事療法について



冠動脈疾患の再発を予防するには高脂血症、糖尿病、高尿酸血症、高血圧、肥満 喫煙、運動不足などのリスクファクターのコントロールが大切です。
基本としては、 特にエネルギーを抑え、低塩分、低脂肪、低コレステロールでビタミンE,C,カロチン類 などの抗酸化物質や食物繊維の多い食事が理想的だとされています。
そのためには、穀類、豆類、野菜、海草などを多めに摂取して、蛋白源は魚、大豆製品、低脂肪または無脂肪乳製品を主として、調理にはなるべく油を控えるようにします。
例えば、煮物や焼き物などの和食を基本とすれば、塩分には注意が必要ですが実践しやすいものとなります。
また、適量のアルコール飲料はHDLコレステロールを増加させたり、特に赤ワインには抗酸化作用の効果もあるといわれ、冠疾患には悪くはないとされています。しかし、肥満や高血圧、高脂血症、糖尿病、高尿酸血症などがある場合は控える必要があります。



心不全では心臓のポンプ機能の低下とそれを代償する機序によって、二次性の体液貯留状態にあります。そのため塩分制限により体内の水分量を減少させる必要があります。
一日食塩量はおよそ5~7g程度に制限します。塩分含量の多い食品を避け、外食や調理済み食品、加工品などを制限して、だしや香辛料などを用いて調味を工夫する必要があります。
また肥満を合併する場合は、心臓の負担を軽減するため、体重のコントロールが大切です。



高血圧の患者の中で、塩分摂取量に応じて血圧が高低する塩分感受性をもつのは約30~50%とされていますが、高血圧の治療としては基本的には減塩が勧められます。
日本人の平均塩分摂取量は1日約12gですが、治療としては7~8gまで制限します。
塩分の味覚は加齢によって低下するので、注意が必要です。また、肥満は高血圧を助長します。
肥満を合併した高血圧では減量によって血圧低下がみられ、またエネルギー制限食下では血圧は低下するとされています。そのため肥満の是正は必須です。