心臓は安静時には毎分60−70回拍動しています。
階段を上がったり、走ったりすると全身の臓器で必要な血液量が増えるため、心臓は自動的に毎分の拍動回数を120−140回と増やして需要に応えます。
ペースメーカー治療が必要となる病気には洞不全症候群や房室ブロックがあります。
これらの病気では安静時の脈拍数が極端に少なくなるために心臓から脳に必要な血液が送り出されず、めまいや失神が生じるようになります。
最も確実で安全な治療法がペースメーカーの植え込みです。マッチ箱程度のペースメーカー本体を前胸部(鎖骨の少し下)に植え込み、血管を通して心臓まで入れたリード線を通して電気刺激を行い、心臓が動く回数とタイミングを調節する治療です。
一度植え込めば通常5年程度は内臓された電池が持ちますし、日常生活もほとんど障害なく行えます。
また洞不全症候群や房室ブロックのため運動している最中に体の需要に合わせて脈拍数が増えないため、息切れや呼吸困難を感じる場合もあります。
このような場合は、全身の血液需要に合わせて刺激頻度が調節されるタイプが用意されており、特に運動量の変化が大きい若年層に向いています。
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