全身の動脈硬化症の一部として上下肢の動脈の閉塞、狭窄がおこり、末梢筋組織が虚血状態になる病気です。
症状は程度によって4段階にわかれます(表:Fontaine分類)。
診断には足関節/上腕血圧比(API)をはじめ超音波検査、MRI、サーモグラフィ、血管造影などが用いられます。治療は内科的治療、カテーテルによる治療、手術による治療があります。
軽症例では運動療法や、薬物療法を行い、中等度以上ではカテーテルや手術による血行再建を中心に薬物療法を併用します。
喫煙習慣のある若い男性に好発して、主に四肢の中小動・静脈が炎症性病変に侵され、血栓で閉塞する慢性動脈閉塞性疾患です。
特徴としては血管炎による慢性血栓症と動脈閉塞による末梢循環障害ですが、原因は不明です。
症状は、閉塞性動脈硬化症と同様の阻血症状に加え、炎症症状としての遊走性血栓静脈炎が出現します。
この静脈炎は四肢、特に同一肢の表在静脈に再発を繰り返すことから遊走性と呼ばれます。
治療はまず禁煙と薬物治療です。そして薬物投与で改善しない時にのみ外科的治療の対象となります。
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