| 
説明室
説明図やビデオなどを使用し患者さんやご家族の方にわかりやすい説明を心がけています。 |
昭和53年の心臓センター設立以来、約24年が経過しています。この間一貫して患者様に心臓病における最先端の治療を提供しております。
心臓疾患においては、ここ数十年の間に生活習慣の欧米化が進行すると共に疾病構造が変化し、虚血性心疾患が主体となっています。
虚血性心疾患の予後を規定するのは、急性心筋梗塞や不安定狭心症、虚血性突然死と総称される急性冠症候群の発症で、これに対しては救命だけでなくその後の生活質を考慮した治療を行なっております。
急性冠症候群の発症は予測できないため、24時間で最高の医療を受けられるような体制をとっています。
その中でも、最も予後不良な心原性ショックに対しても心臓血管外科や臨床工学科と連携したチーム医療で高い救命率を得ています。
さらに、発症の機序を個々の患者で血管内超音波法や血管内視鏡によって明らかにした上で、それぞれの患者様に応じた再発防止を考えたテーラーメイド医療を展開しています。 |
また、入院に伴う筋力の低下が心負荷を増大させ社会復帰を遅延させることから、早期に心臓リハビリテーションを取り入れ、退院後も再発防止に向けた運動療法を行っています。
虚血性心疾患治療では中心的な役割を果たしている、経皮的冠動脈形成術においては、これまでのバルーン(POBA)だけでなく、アテレクトミー、ロータブレーターといった最新のデバイスを使用で、あらゆる病変に対する治療が可能です。
年約300例の症例数を経験しています。
我々の形成術におけるモットーは、不要なインターベンションをさけるために客観的な虚血所見を明らかにし、虚血の解除だけでなく、予後と生活質の向上を考慮したインターベンションです。
そのために、運動負荷試験、運動負荷RI心筋シンチグラフィー、さらにはドブタミン負荷心エコーといった様々な負荷試験を実施するだけでなく、常にインターベンションの結果をレビューして我々独自の治療実績に基づいた医療を展開してます。
不整脈は、すべての人にあるといっても過言ではない心臓病です。カテーテルを用いた電気生理学的検査の発達によって様々な不整脈の発生機序が明らかとなり、それに対する治療戦略も変化しています。
徐脈性不整脈に対するペースメーカー治療は基本的な治療ですが、初期の頃から単に植え込むだけでなく、病因・病態、さらに心機能を考慮して患者様に応じたペースメーカーを植え込んでいます。
頻脈性不整脈であるWPW症候群や房室回帰性頻拍に対しては、90年以来積極的に心筋電気焼灼術を施行しています。
これらの回帰性頻拍の成功率は95%以上ですが、新しいマッピングシステムで心房粗動・細動の心筋焼灼術を行なっています。
致死的不整脈である心室頻拍に対しても積極的に予後を改善することから植え込み型除細動器治療を行っています。
このように虚血性心疾患、不整脈疾患だけでなく種々の原因で増え続ける心不全に対しても急性期に補助循環を用いた治療を行える体制で、外来での生活指導を含めたきめ細かい治療を行っているのが大阪警察病院病院心臓センターです。 |